会社は、レジュメのどこを見ているのか

採用担当は1枚に何分もかけません。何を探しながら読んでいるのかが分かると、どこに力を入れればいいかが決まります。

6分で読めます

さきに答え

採用担当はESを1枚ずつじっくり読むのではなく、最初の数行で「この人の話を聞いてみたいか」を決めて拾い読みします。探しているのは、①自分から動いた形跡があるか ②うまくいかない時にどうしたか ③人と組めるか ④話の辻褄が合っているか、の4つです。だから一番伝えたい話は一番上に置きます。英語ができること自体は差になりません。英語で何をやり切ったかが差になります。

採用担当は毎年たくさんのESを読みます。1枚をじっくり読むというより、最初の数行で「この人の話を聞いてみたいか」を判断して、気になったところを拾い読みします。

つまり、いちばん伝えたいことを後ろに置くと、読まれないまま終わることがあります。

読み手が探している4つのこと

  1. ① 自分から動いた形跡があるか言われたことをやった話か、自分で決めて動いた話か。ここが最も見られます。役職や規模は関係ありません。
  2. ② うまくいかない時に、どうしたか仕事は思ったとおりに進まないので、詰まったときの反応が知りたい。失敗を書くのは減点ではなく、むしろ材料になります。
  3. ③ 一緒に働けそうか人と何かをやった話があるか。相手が何を考えていたかまで書けていると、視野の広さとして伝わります。
  4. ④ 話の辻褄が合っているか盛った話はほぼ見抜かれます。面接で必ず深掘りされるので、事実だけで書いたほうが最終的に強い。

海外大生が持っている、日本にいた学生にはない材料

英語ができる、というだけでは差になりません。同じくらい英語ができる学生は他にもいます。効くのは、その先です。

  • 文化も前提も違う相手と、意見が割れた状態から結論を出した経験
  • 頼れる人がいない環境で、自分で調べて手続きを通した経験
  • 少数側(マイノリティ)として、集団の中で立ち位置を作った経験

「英語ができます」より「英語で揉めごとを収めました」。後者しか記憶に残りません。

ESが通ったあと、面接では見方が変わる

ESで見ているのは書いてあることの中身ですが、面接ではそこに「本人が話しているか」が加わります。同じ内容でも、暗記した文章を読み上げるように話すと、書類より印象が下がることがあります。ESに書いたことを、自分の言葉で言い直せる状態にしておいてください。

まとめ

  • 読み手は最初の数行で「聞いてみたいか」を決めている。
  • 見られているのは、自分から動いたか・詰まった時どうしたか・人と組めるか・話が本当か。
  • 英語ができること自体は差にならない。英語で何をやり切ったかが差になる。

ひとことアドバイス

いちばん伝えたい話を、いちばん上に。読まれる前提で順番を決めましょう。

よくある質問

失敗した話を書いても大丈夫ですか?
大丈夫です。むしろ有利になることが多い項目です。失敗そのものではなく、そのあと何を変えたかが読まれます。
ESと面接で話す内容がズレると不利になりますか?
事実が変わっていなければ問題ありません。ただし、ESに書いていない詳細を面接で急に出すより、書いた内容を深掘りされる想定で準備しておくほうが自然に話せます。
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