レジュメは「聞かれたいこと」を仕込む場所
面接で何を聞かれるかは、実はこちらで誘導できます。話したい話に相手を連れていくための書き方。
さきに答え
面接の質問は、レジュメに書いてあることからしか生まれません。つまり、一番話せる話を書いておけば、そこを聞いてもらえます。仕込み方は3つ。①一番深く話せる経験はあえて短く書いて余白を残す ②具体的な数字か固有名詞を1つ入れる ③語れる失敗をひとつ置く。ただし、聞かれて答えられない余白は逆効果です。書いていないだけで、事実は自分の中にある状態にしておきます。
面接官は、目の前のレジュメを見ながら質問を作ります。つまり、レジュメに書いてあることしか聞かれません。逆に言えば、いちばん話せる話を書いておけば、そこを聞いてもらえます。
受け身で質問を待つのではなく、こちらから話題を置いておく、という感覚です。
仕込み方は3つ
- ① 一番深く話せる経験を、あえて短く書く全部書ききると質問が出ません。結論と、引っかかる事実を1つだけ置いて、詳細は面接で話す。「なぜそうしたんですか?」を引き出す余白を残します。
- ② 具体的な数字や固有名詞を1つ入れる「47回やり直した」「3か国のメンバー」のような具体は、面接官が拾いやすい。抽象的な文には質問が作れません。
- ③ 語れる失敗を、ひとつ置いておくうまくいった話だけだと聞くことがなくなります。詰まった話があると、そこから会話が始まります。
全部書いてしまった例
イベントの集客が伸びず、SNSでの告知方法を見直し、投稿時間を変え、写真を変え、友人にも拡散を依頼した結果、参加者が20人から45人に増えました。
余白を残した例
集客が20人で止まっていたイベントを、告知のやり方を変えて45人まで伸ばしました。
「どう変えたんですか?」と必ず聞かれます。そこが一番話せるところなら、書かずに取っておく。
海外から日本企業の面接を受けるときの準備仕込んだ話を実際に聞いてもらう場です。時差と回線は、内容以前のところで効きます。
1社ごとに、仕込む場所を変える
同じ経験でも、どこを短く書くかは応募先で変えて構いません。人と関わる仕事を受けるなら②の数字より人間関係の場面を残し、分析系の仕事なら数字の出し方を厚く書く、というように、聞かれたい方向に余白を寄せます。
| 応募先のタイプ | 厚めに書く | あえて短くして残す余白 |
|---|---|---|
| 営業・人と関わる仕事 | 相手が何を考えていたか、関係をどう作ったか | 『どうやって信頼してもらえたか』の具体的なやり取り |
| 分析・企画系の仕事 | 何を根拠に、どう判断したか | 『なぜその指標を選んだか』という思考の途中 |
| 技術・制作系の仕事 | 何を作り、どこで詰まったか | 『次に直すならどこを変えるか』という改善案 |
たとえば同じ『イベント運営で人手が足りなかった』という経験でも、営業系の面接なら『どう周囲を巻き込んだか』を厚く書き、企画系の面接なら『何を優先順位の基準にしたか』を厚く書きます。事実を変える必要はありません。前に出す面を変えるだけです。
「自分らしさ」は、盛らずに出せる余白に何を残すか迷ったら、自分が選んだ場面から考えると決めやすくなります。
会社は、レジュメのどこを見ているのかそもそも読み手が何を探しているかを知っておくと、どこに余白を作るかが決めやすくなります。
まとめ
- 面接の質問は、レジュメに書いたことからしか生まれない。
- 一番話せる経験は、あえて短く書いて余白を残す。
- 具体的な数字と、語れる失敗をひとつ置いておく。
ひとことアドバイス
「これを聞かれたら30分話せる」という話を1つ決めて、それを短く書いてみてください。
よくある質問
複数の企業に同じESを出す場合も、書き方を変えたほうがいいですか?
職種がまだ決まっていない場合、余白はどう作ればいいですか?
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