海外大生の英語CVを、日本式ESの代わりにどう読むか

海外大生は、日本式のESを最初から持っていないことがあります。英語CV、GPA、推薦状、現地インターンを、国内新卒とは別の順番で読みます。

7分で読めます

さきに答え

海外大生の英語CVは、日本式ESの代わりにそのまま点数化する書類ではありません。GPA、履修科目、現地インターン、プロジェクト、推薦状から、業務で再現できる行動を読み取ります。足りないのは経験ではなく、日本企業向けに経験を説明するフォーマットであることが多いです。

海外大生の書類選考で、日本式のエントリーシートを待っていると母集団が細くなります。学生が最初に持っているのは、英語CV、成績証明、LinkedIn、ポートフォリオであることが多いからです。

英語CVは能力と経験の一覧です。日本式ESのように、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)や志望動機の文章が最初から書かれているとは限りません。読む側が、どこから行動の材料を拾うかを決めておく必要があります。

英語CVで見る場所

欄そのまま読めること面接で確認すること
Education大学、専攻、卒業予定、GPA専攻で何を深く扱ったか
Experienceインターン、アルバイト、団体活動本人の役割、成果物、困った場面
Projects授業・研究・開発の成果問いの立て方、分担、検証方法
Skills言語、ツール、プログラミング業務で使った頻度と具体場面
References推薦者や推薦状の有無評価者との関係、評価された行動
CVは一覧、ESは物語。採用側で読み替えの補助線を持つ。

GPAは大学内の文脈で見る

GPAは便利ですが、国や大学をまたいで単純比較する数字ではありません。Monash University Malaysiaの公開情報では、HD、D、C、PなどのグレードとGPA値が示されています。別の大学では制度が違うため、点数だけで足切りすると読み誤ります。

  • 同じ大学・同じ専攻内で見たときの位置づけ
  • 専攻主要科目の成績
  • 履修負荷が高い時期に何を並行していたか
  • インターンやプロジェクトと成績のバランス

現地インターンは職種との接続で読む

現地インターンは、会社名の知名度より中身を見ます。日本では知られていない会社でも、顧客対応、調査、開発、運用、分析を実際に担っていれば、面接で確認する価値があります。

読み落とす例

聞いたことがない現地企業なので評価しにくい。

読み替える例

会社名ではなく、何の業務を、誰に対して、何週間行い、何を成果物として残したかを確認する。

海外大生の経験は、日本企業名の知名度に乗っていないことが多いです。

ESを書かせるなら、設問を翻訳する

国内新卒と同じESを出してもらう場合も、設問の前提は説明したほうがよいです。『ガクチカ』という言葉を知らない学生は珍しくありません。見たいのは用語の理解ではなく、経験の中身です。

  1. 1. CVを先に受け取る大学、専攻、卒業月、経験の一覧を先に把握します。ESだけで初回判断しないほうが、海外大生の材料を拾えます。
  2. 2. 追加質問を3つに絞る一番深く関わった経験、うまくいかなかった場面、チームでの役割の3つを聞きます。これで日本式ESに近い情報が取れます。
  3. 3. 面接で背景を補う大学制度、成績評価、インターンの位置づけは面接で確認します。知らない制度を理由に落とさないことが重要です。

まとめ

  • 英語CVはESではなく、経験と能力の一覧として読む。
  • GPAは大学・専攻・履修文脈とセットで確認する。
  • 現地インターンは会社名ではなく、役割と成果物で見る。

ひとことアドバイス

書類選考の前に、CVから必ず確認する5項目を採用チームで揃えてください。

よくある質問

日本式ESがない学生は選考対象にできますか?
できます。最初は英語CVで経験を把握し、必要な情報だけ追加質問で取る運用が現実的です。
GPAで足切りしてもよいですか?
職種によって基準を置くことはありますが、国や大学をまたいだ単純比較は避けたほうがよいです。専攻科目や実務経験と合わせて見てください。
#企業向け#レジュメ#英語CV#選考
AIと15分話すだけで、日本式のレジュメができます。無料でつくる