海外大生の英語CVを、日本式ESの代わりにどう読むか
海外大生は、日本式のESを最初から持っていないことがあります。英語CV、GPA、推薦状、現地インターンを、国内新卒とは別の順番で読みます。
さきに答え
海外大生の英語CVは、日本式ESの代わりにそのまま点数化する書類ではありません。GPA、履修科目、現地インターン、プロジェクト、推薦状から、業務で再現できる行動を読み取ります。足りないのは経験ではなく、日本企業向けに経験を説明するフォーマットであることが多いです。
海外大生の書類選考で、日本式のエントリーシートを待っていると母集団が細くなります。学生が最初に持っているのは、英語CV、成績証明、LinkedIn、ポートフォリオであることが多いからです。
英語CVは能力と経験の一覧です。日本式ESのように、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)や志望動機の文章が最初から書かれているとは限りません。読む側が、どこから行動の材料を拾うかを決めておく必要があります。
英語CVで見る場所
| 欄 | そのまま読めること | 面接で確認すること |
|---|---|---|
| Education | 大学、専攻、卒業予定、GPA | 専攻で何を深く扱ったか |
| Experience | インターン、アルバイト、団体活動 | 本人の役割、成果物、困った場面 |
| Projects | 授業・研究・開発の成果 | 問いの立て方、分担、検証方法 |
| Skills | 言語、ツール、プログラミング | 業務で使った頻度と具体場面 |
| References | 推薦者や推薦状の有無 | 評価者との関係、評価された行動 |
海外大の日本人学生を採用する企業が、先に整えるべきこと書類だけでなく、時差や卒業月も含めた採用設計を整理しています。
GPAは大学内の文脈で見る
GPAは便利ですが、国や大学をまたいで単純比較する数字ではありません。Monash University Malaysiaの公開情報では、HD、D、C、PなどのグレードとGPA値が示されています。別の大学では制度が違うため、点数だけで足切りすると読み誤ります。
- 同じ大学・同じ専攻内で見たときの位置づけ
- 専攻主要科目の成績
- 履修負荷が高い時期に何を並行していたか
- インターンやプロジェクトと成績のバランス
現地インターンは職種との接続で読む
現地インターンは、会社名の知名度より中身を見ます。日本では知られていない会社でも、顧客対応、調査、開発、運用、分析を実際に担っていれば、面接で確認する価値があります。
読み落とす例
聞いたことがない現地企業なので評価しにくい。
読み替える例
会社名ではなく、何の業務を、誰に対して、何週間行い、何を成果物として残したかを確認する。
海外大生の経験は、日本企業名の知名度に乗っていないことが多いです。
会社は、レジュメのどこを見ているのか学生向け記事ですが、行動を見る観点は採用側にも使えます。
ESを書かせるなら、設問を翻訳する
国内新卒と同じESを出してもらう場合も、設問の前提は説明したほうがよいです。『ガクチカ』という言葉を知らない学生は珍しくありません。見たいのは用語の理解ではなく、経験の中身です。
- 1. CVを先に受け取る大学、専攻、卒業月、経験の一覧を先に把握します。ESだけで初回判断しないほうが、海外大生の材料を拾えます。
- 2. 追加質問を3つに絞る一番深く関わった経験、うまくいかなかった場面、チームでの役割の3つを聞きます。これで日本式ESに近い情報が取れます。
- 3. 面接で背景を補う大学制度、成績評価、インターンの位置づけは面接で確認します。知らない制度を理由に落とさないことが重要です。
英語CVを日本式ESに変える方法学生がどこで詰まるかを知ると、企業側の設問も整えやすくなります。
まとめ
- 英語CVはESではなく、経験と能力の一覧として読む。
- GPAは大学・専攻・履修文脈とセットで確認する。
- 現地インターンは会社名ではなく、役割と成果物で見る。
ひとことアドバイス
書類選考の前に、CVから必ず確認する5項目を採用チームで揃えてください。
よくある質問
日本式ESがない学生は選考対象にできますか?
GPAで足切りしてもよいですか?
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