レジュメって、そもそも何を書くものなの?

日本の就活で出す書類は、英語のCVとは中身がまるで違います。何を書く欄があって、それぞれ何を答えるところなのかを、最初に整理します。

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さきに答え

日本の就活で出す書類は、履歴書(氏名・学歴などの事実を書く紙)とES(エントリーシート=あなたがどういう人かを文章で書く紙)の2つです。ESで書くのは主にガクチカ・自己PR・志望動機の3つで、見られているのは実績の大きさではなく、何を考えて、何をして、どうなったかという過程です。英語のCVは能力の一覧、ESは経験の物語なので、翻訳ではなく書き直しになります。

日本の就活では、面接の前に「エントリーシート」という書類を出します。略してES。履歴書が『氏名・学歴・連絡先』のような事実を書く紙なのに対して、ESは『あなたがどういう人か』を文章で書く紙です。

英語のCVを書いたことがある人ほど戸惑うところ。CVは「何ができるか」の一覧だけど、ESは「何をしてきた人か」を物語で書きます。

ESの中身は、だいたいこの3つ

  1. ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)いちばん最初に読まれる欄。サークルでもバイトでも研究でも構いません。大事なのは種類ではなく、そこで自分が何を考えて、何をして、どうなったかです。
  2. 自己PR自分の強みを書く欄。「協調性があります」だけでは伝わりません。人から頼られた場面が1つあれば、それが強みの証拠になります。
  3. 志望動機なぜその仕事に関わりたいか。就活を始めたばかりの段階では固まっていなくて当然です。まずは『どんな分野に興味があるか』と『そう思ったきっかけ』が書ければ十分。

書くのは「実績」ではなく「過程」

多くの人が「すごい実績がないと書けない」と思って止まります。でも読む側が見たいのは実績の大きさではありません。うまくいかなかったときに何を考えて、次に何を変えたか。そこに人柄が出るからです。

書けないと思ってしまう例

特に大きな成果はありません。カフェでアルバイトをしていました。

同じ経験でも書ける例

カフェのバイトで、注文ミスが続いた時期がありました。原因を見たら、混雑時に口頭で復唱していないことだと分かったので、伝票の置き方を変えるよう提案しました。3週間ほどでミスの報告がほとんど来なくなりました。

何も足していません。実際にやったことを、順番に並べただけです。

海外大生が見落としがちなこと

  • 留学したこと自体は書かなくていい。読み手はもう知っています。書くのは、そこで何をしたか。
  • 英語力はスコアだけでなく「使って何をやり切ったか」を1つ添える。
  • 現地でしか起きないこと(言葉が通じない相手と組む、制度が違う中で手続きする)は、日本にいた学生には書けない材料です。

「書くことがない」と思っている人ほど、話してみると出てきます。日僑の面談は、そこを引き出すために質問していきます。

まとめ

  • ESは『何ができるか』ではなく『何をしてきた人か』を書く書類。
  • 実績の大きさより、考えたことと、やったことの順番が読まれる。
  • 留学したこと自体ではなく、そこで何をしたかを書く。

ひとことアドバイス

まず、思い出せる場面をひとつ選ぶところから。うまく書けなくて大丈夫、面談で一緒に形にします。

よくある質問

ガクチカに書けるような大きな成果がありません。
成果の大きさは見られていません。困ったことに対して自分が何を考え、どう動いたかが書ければ十分です。むしろ小さな改善のほうが、行動の中身が具体的に伝わります。
英語のCVをそのまま日本語にすればいいですか?
おすすめしません。CVは能力の一覧、ESは経験の物語で、求められている形が違います。同じ素材を使って、書き直すほうが伝わります。
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