Singapore Institute of Technology(SIT)の日本人学生は、IWSPを日本就活の材料に変える

Singapore Institute of Technology(SIT)はNUS・NTU・SMUとは違う「実学重視」の大学で、8〜12か月の有給インターンIWSPが卒業要件に組み込まれています。この長期インターンの経験を、日本式ESにどう落とし込むかを整理します。

7分で読めます

さきに答え

SITの日本人学生は、卒業要件であるIntegrated Work Study Programme(IWSP、8〜12か月の有給インターン)で担当した仕事を、成果の大きさではなく『何を任され、どう工夫したか』という過程で日本式ESに書き直してください。SITはNUS・NTU・SMUと違い国際学生の受け入れが限定的で、入学は国際資格ごとの個別審査が中心です。シンガポールにはキャリアフォーラムがなく、日本との時差も1時間なので、オンライン接点を自分から作る前提で動きます。

Singapore Institute of Technology(SIT)は、シンガポールの「応用学習の大学(University of Applied Learning)」を掲げる公立大学です。NUS・NTU・SMUのような総合大学とは違い、理論と実務を統合したカリキュラムが特徴で、多くのプログラムでポリテクニック卒業生からの編入を主な入学ルートにしています。

『シンガポールの大学だからNUSやNTUと同じ進め方でいい』とは限りません。SITは入学ルートもキャリア支援の中身も、他のシンガポールの大学とは設計が違います。

SITで確認する国際学生の入学ルート

SITは国際資格(マレーシアのSTPM・UEC、インドのCBSE、インドネシアのSMA UANなど)を持つ国際学生を、資格ごとの個別審査で受け入れています。NUS・NTU・SMUに比べると国際学生向けの受け入れ枠は限定的なので、日本の高校からSITを直接受験する場合は、学部ごとの国際資格の扱いを早めに公式サイトで確認してください。交換留学生としてSITに来ている場合は、この個別審査の対象ではありません。

SITの学びの中心はIWSP(Integrated Work Study Programme)

制度内容日本就活での使い方
IWSP(Integrated Work Study Programme)SIT認定学位プログラムで必修。8〜12か月の有給インターン『何を任され、どう工夫したか』をESの中心材料にする
OIWSP(Overseas IWSP)IWSPを海外の企業で行う制度。8〜12か月海外拠点での実務経験として、日本企業に直接アピールできる
Design Your Futures(DYF)全学生・卒業生向けのキャリア設計プログラム英語での自己分析を、日本語のガクチカ・自己PRに書き直す土台にする
SITの学びの中心は長期インターン。日本就活ではその経験の翻訳が最大のテーマになる。

IWSPは、SIT認定学位プログラムおよびジョイント学位プログラムの学生に必修とされている制度で、専攻に関連する企業で8〜12か月の有給インターンを行います。単発の短期インターンとは違い、実務の中で深い専門スキルを身につけることを目的にしていると大学の公式ページで説明されています。

8〜12か月の経験は、業務の一覧ではなく1つの判断で書く

IWSPは長期間の経験なので、担当した業務をすべて並べたくなります。ただし日本企業のESで読まれるのは業務の量ではなく、その中で1つ何を任され、どこで詰まり、何を変えたかという過程です。

業務の一覧で終わる書き方

IWSPで8か月間、データ集計と週次レポート作成、顧客対応を担当しました。

判断の過程が見える書き方

週次レポートの集計に手作業でのミスが続いていたため、入力フォーマットを見直して固定の項目に変えました。導入から1か月ほどで、上司からの差し戻しがほとんど無くなりました。

担当した期間の長さより、その中の1つの気づきと行動を具体的に書きます。

『8か月インターンをした』という長さだけでは差になりません。何を変えたかまで書いてください。

シンガポールにはキャリアフォーラムがない。でも時差は1時間

ボストンキャリアフォーラムの運営元(CFN)が開催する都市にシンガポールは含まれていません。一方で日本とシンガポールの時差は1時間(JSTより1時間遅れ)で、オンライン説明会や面接の日程調整で大きな障害にはなりません。IWSPで平日フルタイムの勤務がある期間は、面接可能な曜日・時間帯を先に伝えると調整がスムーズです。

学年暦とIWSPの期間を、先に1枚にまとめる

SITの学年度は例年8月下旬〜9月上旬に始まり、翌年8月まで3つのトリメスター(各14週程度)に分かれます。IWSPの期間はプログラムによって配置される学年が違うため、自分がいつからいつまでIWSPに入るのか、面接や説明会に参加できる時期はいつかを、応募前に1枚にまとめておくと話が早くなります。

SITでの長期インターンは、日本企業にもそのまま伝わる強い材料です。長さではなく、そこで何を変えたかを言葉にしてください。

まとめ

  • SITはNUS・NTU・SMUと入学ルートが違う。国際資格ごとの個別審査が中心。
  • IWSP(8〜12か月の有給インターン)が卒業要件。日本式ESでは業務の量ではなく1つの判断を書く。
  • シンガポールにはキャリアフォーラムがないが、日本との時差は1時間。IWSP中の面接可能時間を先に伝える。

ひとことアドバイス

IWSPで担当した業務を1つ選び、『いちばん困ったこと』と『そのとき変えたこと』を日本語で3行書いてください。

よくある質問

IWSPの期間中に日本企業の面接は受けられますか?
IWSPは平日フルタイムの勤務が前提なので、面接可能な曜日・時間帯が限られます。オンライン面接に対応してもらえるか、候補日を複数提示して企業に早めに相談してください。
交換留学生としてSITにいますが、この記事は当てはまりますか?
交換留学生はIWSPの対象外であることが多いです。学内の資源よりも、まずは自分の派遣先プログラムでどんな実務経験ができるかを確認し、その経験を材料にする進め方は共通します。
#シンガポール#SIT#Singapore Institute of Technology#就活#IWSP
AIと15分話すだけで、日本式のレジュメができます。無料でつくる