海外大の大学院に進んでから、日本就職するには?
学部を出てすぐ就職せず、大学院に進む人向けの記事です。新卒扱いは自動ではありません。何を先に確認するかを整理します。
さきに答え
海外大学院に進学しても、多くの企業では修了時点で新卒枠に応募できます。ただし、海外の大学院の学位を日本の大学卒と同等に扱うかどうかは企業ごとの判断で、法律で統一された基準はありません。学部卒業でいったん就職せずに進学したこと、大学院の正式名称と専攻、修了予定月を、自分から先に説明できるようにしておく必要があります。
海外大学の学部を卒業して、そのまま就職せずに大学院へ進む人がいます。研究を続けたい、専門性を上げたい、就活の前にもう少し時間が欲しい。理由はさまざまですが、共通して出てくる不安が『大学院を出たとき、まだ新卒として見てもらえるのか』です。
結論から言うと、多くの企業は大学院修了時点でも新卒枠の対象にしています。ただし『多くの企業』であって『全部』ではありません。
大学院修了は、新卒扱いが自動ではない
日本企業の新卒採用は、学校を卒業・修了する年に応募する人を対象にすることが一般的です。大学院に進学しても、フルタイムでの職務経験がなく、卒業・修了見込みの学生であれば、新卒枠の対象になる企業が多いとされています。ただし、これは企業ごとの規定によるもので、法律で一律に決まっているわけではありません。応募前に、大学院修了見込みでも新卒枠の対象になるかを求人ごとに確認してください。
海外大生の新卒は、いつまで使える?卒業・修了月が日本の3月とずれる場合の、新卒扱いと入社月の確認手順はこちらにまとめています。
大学院名と専攻は、正式名称で説明できるようにする
海外大学院の学位を、日本の大学卒と同等に扱う企業は一定数ありますが、これも法的に統一された基準があるわけではありません。だからこそ、大学院名、専攻の正式名称、修了要件(論文か、コースワークか、両方か)を、自分の言葉で短く説明できる状態にしておくと、採用担当が判断しやすくなります。
| 準備すること | 内容 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 大学院名・専攻の正式名称 | 略称ではなく正式な英語名と、対応する日本語訳 | レジュメの学歴欄、面接での自己紹介 |
| 修了要件 | 論文提出、コースワーク、その両方か | 面接で学業内容を聞かれたときの説明 |
| 修了予定月 | 国や大学によって卒業月が異なる前提で | 新卒応募枠と入社月の確認 |
| 学部から進学した理由 | 就職を避けたのではなく、進学を選んだ理由 | 志望動機や面接での深掘り対応 |
研究テーマは、専門用語ではなく「問い」で説明する
専門名で止まる例
大学院では計量経済学を研究していました。
問いが見える例
『同じ政策でも、なぜ地域によって効果が違うのか』を調べていました。統計だけでは説明が難しかったので、現地の関係者への聞き取りを合わせて、数字の裏にある事情を探りました。
採用担当が専門外でも、何を明らかにしたかったのかが伝われば、面接で深掘りしてもらえます。
海外大生の企業研究、何を見ればいい?研究テーマと企業の仕事の接点を考えるときに、企業側の情報をどう読むかも合わせて確認できます。
学部卒業のタイミングで、いったん就活市場から外れる自覚を持つ
大学院に進学すると、学部の同期が就活をしている間、自分は研究や授業に集中することになります。これは遅れではありません。ただし、進学中も日本企業の採用スケジュールが動いていることは知っておいたほうが安全です。大学院の在学中に、インターンやオンライン説明会だけでも早めに触れておくと、修了年になってから情報を一から集めずに済みます。
レジュメって、そもそも何を書くものなの?大学院での研究や授業も、ESでは『何をしたか』ではなく『どう考えて動いたか』で書きます。基本の型はこちらです。
大学院での2年は、学部だけでは持てなかった深さを作る時間です。修了してから慌てないよう、情報だけは早めに拾っておいてください。
まとめ
- 大学院修了時点でも新卒枠に応募できる企業は多いが、法律で統一された基準はない。企業ごとに確認する。
- 大学院名、専攻の正式名称、修了要件を、自分の言葉で説明できるようにしておく。
- 研究テーマは専門用語ではなく『何を明らかにしたかったか』という問いで書く。
ひとことアドバイス
自分の大学院の正式名称と専攻を、日本語で一文にまとめて言えるか、一度声に出して確認してみてください。
よくある質問
海外の大学院を出ると、日本の大学院卒と同じ扱いになりますか?
学部卒業後すぐに就職せず大学院に進むと、既卒扱いになりますか?
大学院在学中から日本企業の就活を始めたほうがいいですか?
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