タイの大学のサハキットで、単位になるインターンを探す前に確認すること
タイの大学には「サハキット(สหกิจศึกษา)」というインターン制度があります。求人を探す前に、自分の学部でこの制度が必須・選択・枠なしのどれかを確認するのが先です。
さきに答え
タイの大学でサハキットを単位にしたいなら、先に学部へ確認するのは、必須・選択・枠なしのどのパターンか、必要な期間、勤務形態(多くはフルタイム3〜6か月)、評価方法の4つです。タイでの就労にはビザ・許可の確認が必要になる場合があるため、求人を先に決めず、大学の担当部署と受入企業の両方に確認してから動く順番が安全です。
タイの大学には「サハキット(สหกิจศึกษา、協同教育)」という、実務経験を単位として認定する制度があります。日本の短期インターンより実務に近く、社員と同じように業務を任されるフルタイム勤務が一般的です。ただし、この制度が卒業に必須かどうかは、大学・学部によって違います。
『タイの大学生は皆サハキットをやる』と思い込むと、自分の学部が対象外だった時に慌てます。まず自分の学部の位置づけを確認してください。
サハキットの3パターンを、まず確認する
| パターン | 内容 | 確認すること |
|---|---|---|
| 必須 | 卒業要件としてサハキットが組み込まれている | 履修時期・期間・単位数を学部事務に確認する |
| 選択制 | 履修するかどうかを学生が選べる | 履修しない場合の代替科目・要件があるか確認する |
| 制度枠なし | 学部にサハキットの枠自体がない | 別ルートでインターン経験を作る必要がある |
チュラロンコン大学の日本人学生は、サハキットと日本就活を混同しない特定の大学でサハキットがどう運用されているかの例です。
サハキットは、日本の短期インターンとは前提が違う
サハキットは3〜6か月ほどのフルタイム勤務が一般的で、学生というより社員として業務を任されるのが特徴です。1〜2週間の職場体験とは違い、任される業務の範囲も責任も大きくなります。だからこそ、単位が取れればいいという理由だけで受入先を決めると、あとで就活の材料として話しにくくなります。
- 毎週何を任されるのかが説明できる受入先か
- 自分の専攻と関係する業務が1つ以上あるか
- 困った時に相談できる担当者がいるか
- 終了後に成果物や改善したことを言語化できるか
タイでの就労には、確認が必要な手続きがある
タイで報酬の有無にかかわらず就労を伴う活動をする場合、教育目的のノンイミグラントEDビザだけでは足りず、別途の許可が必要になることがあります。日本人が企業内研修やインターンでタイに滞在する場合の手続きについては、日タイ間の取り決めで一部の条件が明確化されていますが、これは主に日本から派遣される研修生・インターン生向けの整理です。タイの大学に在籍しながらサハキットを行う場合の扱いは、大学の制度と受入企業の契約形態によって変わるため、この記事では法的判断はしません。
海外大の単位インターンで確認すること(国横断版)タイ以外の国にも共通する、大学に確認すべき項目を整理しています。
企業には、お願いではなく条件を渡す
受入企業に連絡するときは、「サハキットでインターンさせてください」だけでは相手が判断できません。必要な期間、勤務形態(フルタイムか)、業務内容の候補、大学が求める評価書類の有無を先に渡すと、話が早く進みます。
伝わりにくい聞き方
サハキットでインターンが必要です。何か仕事はありませんか。
判断しやすい聞き方
大学の必修サハキットで、4か月のフルタイムインターンが必要です。専攻はマーケティングで、業務内容が市場調査、SNS運用、レポート作成のいずれかを含む場合、大学に単位申請できます。
数字は例です。自分の学部の要件に合わせて書き換えてください。
サハキットの経験を埋もれない話にする受入先の知名度ではなく、何を任され何を変えたかの解像度で差がつきます。
サハキットの経験をESに変える前にガクチカと自己PRの違いを先に押さえておくと書きやすくなります。
サハキットが必須でない学部でも、諦める必要はありません。別ルートでの経験の作り方は、日僑の面談で一緒に考えられます。
まとめ
- サハキットは必須・選択・枠なしの3パターンがあり、学部ごとに違う。
- 3〜6か月のフルタイムが一般的で、日本の短期インターンより実務に近い。
- タイでの就労手続きは自己判断せず、大学・受入企業・公式情報で確認する。
ひとことアドバイス
まず学部事務に、自分の専攻でサハキットが必須・選択・枠なしのどれかを1通メールで確認してください。
よくある質問
サハキットの受入先は、日系企業でなくても構いませんか?
サハキットが枠なしの学部の場合、単位インターンはできませんか?
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